リードユーザーから学ぶ
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先端的なユーザーから学ぶことでイノベーションを生み出す手法を、MITのヒッペルは「リードユーザープロセス」と呼んでいる。
最近の日経ビジネスを読んでいて、リードユーザープロセスを採用している2つの企業の事例が印象に残った。
一つは、自転車のリフレクター(反射器)で7割を超える国内シェアをもつキャットアイ。簡単そうに見えるが、リフレクターはノウハウの固まりであるという。
同社は十数年前、自転車愛好家が集まるアメリカ・コロラド州のボールダーに「リサーチセンター」を作った。最新のニーズを探り、商品開発に生かすためである。津山社長いわく「自転車に乗る人が、一番、アイデアを持っている」。
もうひとつの会社は、化粧筆で世界シェア5割を超える白鳳堂。世界中のメークアップアーティストが白鳳堂の筆を使っているとのこと。2代目社長は、伝統的な筆づくりの技法を、科学的な工程管理に変換することで、高品質の商品を量産できる体制を作り上げてた。
(中略)
ただし、顧客の声を大切にすることにより、イノベーションが阻害されることもある。いわゆる、御用聞き型、奴隷型の顧客志向である。
ここで紹介した2社のように、最先端を行くリードユーザーとコミュニケーションし、共に学ぶ姿勢をもつとき、革新的製品を生み出すことができるといえる。
http://blog.goo.ne.jp/mmatu1964/e/0eff3b68d899516ef41e9ad79f...
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