井深大
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1908年-1997年。ソニー創業者。
スティーブ・ジョブズを上回る起業家の名前を挙げよ、と言われたら、まっさきに井深大の名前を挙げる。
私の履歴書
『井深大 自由闊達にして愉快なる―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)』
いくつか引用する。
「井深さんは、オレが欲しいものは世界中の人も欲しがるだろうという発想だった」
「アップルの創業者、故スティーブ・ジョブズはソニーを尊敬し、ビジネスマンとしては盛田さんにあこがれたが、開発の真髄は井深大の発想そのものだ。」
感性豊かなだけに、造語能力に冴えていた。
知識や論理より感性を重視しており、また実際感性豊かであったことから、造語能力に長けていた。
井深大の造語
- ソニー
- トリニトロン:「キリスト教でいうトリニティ(神と子と聖霊の三位一体)とエレクトロン(電子管)の合成語」
- ウォークマン
東洋医学・幼児教育
晩年、東洋医学・幼児教育に傾倒していく。たとえば、『井深大のお母さんへの贈りもの―生まれてくる赤ちゃんのために』 (1983年)といった絵本を著している。アイボの開発者であり後にフロー経営の提唱者となる土井利忠(天外伺朗)にも影響を与えたと思われる。
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