ネットビジネスの履歴
ネットビジネスにおけるインターネット
そもそもインターネットの仕組み自体が
お金を稼ぐために設計されたものではない。
なので普通に考えると儲からない。
ネットで完結しているビジネスだけでマネタイズを成立させようとしたら、そりゃ行き詰るのも当然だよな。だってネットでCGMに時間を潰すような奴らは基本的に貧乏なんだから。月間平均3冊程度の本をamazonで買うのすらふうふう言っているような奴らに「1,000円以上お金を使ってくれたら」とか夢みたいなこと言ってたら広告外での収入でサービスが黒字化するなんてことありえませんって。
直接的に利益を出す手法は大きく分けて5つ
1.EC
ネットで物を販売すること。
地方都市が有利。
あ、着メロや情報商材とかもECか。
2.広告
コミュニティサイトや情報発信サイト(ニュースサイト)を作って人を集め、そこの広告をクリックすることで
3.課金
mixiプレミアムなどの、月額利用料金
4.マーケティングデータ販売
ユーザのアクセス解析やアンケート結果から
ユーザの趣味嗜好を分析し、マーケティングデータとして
販売する。
5.マッチング
リクナビなど、人材マッチングサービス。
免許が必要。
間接的に利益を出す方法は大きく分けて3つ
1.Web制作
株式会社マインディアの主な収益源はこれ。
上記のWebで直接的に利益を出す5パターンのための
サイト制作の他、企業サイトやCSRサイト、
国や政治家、財団のサイトなどがある。
2.Webコンサルティング
「webconsulting.jp」
たるサイトがあるんですねw
「SNSなんて作っても誰もやらないので
メルマガ出しましょう!」
などの提案に対して対価を頂くこと。
これが成立するためには
お客様が十分にWebに対して投資価値を感じるか
提供側に優れたプレゼン能力があるかですね。
3.SEO対策
優れたシステムや良いデザインのサイトを作っても
人が集まらなくては意味がない。
だからSEOで検索上位にあげるというのは
需要がある。
しかもWeb制作より費用対効果を計算しやすい。
ということは予算もおりやすい。
各業界におけるインターネット
人材業界
一番早い時期に恩恵をうけているのではないでしょうか。
リクナビが出る前はみんな電話帳みたいなやつで会社探してエントリーしてたわけですよね。
政界
オバマさんとかが恩恵をうけている
日本でもニコニコ動画やTwitterを活用している政治家が増えてきた
医療
DYMさんも言っているけど、
医療とITはもっと連携できるはずなのに遅れている。
建築
ハウスコのような建築家マッチングモデルと施主支給による建材販売が力を発揮するかと
アパレル
「実際に触って商品の質感を確かめられない」という点で他の業界よりは不利だけど、下着やユニフォームなど、同じ商品の再注文などはネットの威力を発揮すると思う
広告業界
20代でインターネットを見る人の人口がテレビを抜いた?みたいな話を聞いた。
飲食業界
ぐるなびとかタベログとか、ポータルサイトが強い
美容業界
ここもホットペッパーさんなどのポータルが強い
あと、美容師さんのほとんどがPCでネットをしない。
やるとしてもモバイル。
旅行業界
ネット予約で人件費をカットできる
教育
ネットがない時代は「一斉学習」といって先生が教科書の内容を一方的に教えることしかできなかった。しかしネットがあれば学生が自分で勉強し、先生はそれをサポートするという「プロジェクト型学習」が可能になる。
あと、少子化による大学の定員割れ問題があるけど、
それによるネット広報予算の影響は上がるのか?下がるのか?
小売業界
在庫を抱えなくてよかったり(配送作業はあるものの)陳列作業が必要ないことがEC(ネット販売)のメリット。
「ネットスーパー」の送料がやたら安いことからも
そのメリットの大きさがうかがえる。
士業
弁護士、税理士などはどうなんだろう?
他の業種よりも情報を共有するデメリットがメリットよりも少ないとは思うのですが、
そもそもメリットもよくわかんない。
弁護士だったら最新の判例がリアルタイムで見られるとかそんなん?
保険業界
保険商材というのは形のない商品なので情報を提供する必要性が高いのでネット需要はあるのだけど、
「ベンチャー保険会社」のようなものは
見当たらないので今のところお付き合いがない。
あと、保険料の結構な割合が保険のおばちゃんなどによる営業費用らしい。ライフネットの保険ネット販売はその営業費を0にできる。
スポーツ業界
ゴルフダイジェスト・オンラインが成功したのはゴルフというものがハンデ計算とか、地味な情報処理がからんでるからって聞いたことがある