西小倉事典の最新の日記
【教育】実際にシリコンバレーまで会いに行ったほど感動した言葉
僕の考え方に大きく影響を与えた言葉を3つあげるなら
「インターネット的」
「世の中はでたらめな仕組みで動いている」
と今回話したい
「知識のグラフはソーシャルグラフと似てる」
だと思います。
ソーシャルグラフとは?
ソーシャルネットワーキングサービスは、
「友達の友達と知り合えて、新しい友達がどんどん増える」
「自分の友達同士がどんどん友達になっていく」
という特徴が人気になり、
アメリカを中心に世界中で社会現象といえるほど、
爆発的に利用が広がっています。
という説明が2004年のgree.jpでなされています。
そういうサイトにおける友達関係の情報を
「ソーシャルグラフ」といいます。
これによりfacebookなどで知らない人に出くわしても
共通の友達が誰かわかるので
「地元繋がり」「勤め先繋がり」「趣味繋がり」
などの共通点を見つけ出して仲良くなれる可能性があるわけです。
知識のグラフはソーシャルグラフと似てる
2011年に20歳を過ぎてからプログラミングを学ぼうと決めた人たちへという資料に出会い衝撃を受けました。
何かを学ぼうとしても次に進めない原理は
いきなり知り合いがいないパーティーに放り込まれたようなもの。
そこに共通の友達がいれば他の人を紹介してもらえて
友達が増えるのに…。
知識も同じ。
いきなり桓武天皇とか知らない言葉をたくさん並べられてもどうしていいかわからないけど
「あのさわやかワタル君のご先祖は桓武天皇らしいでwww」
というように知らない知識(桓武天皇)と
知っている知識(さわやかワタル君)の関係情報があるだけで
一気に親しくなれます。
六次の隔たり
ソーシャルネットワークとして産まれたGREEは
「6degree(六次の隔たり)」という言葉からきています。
あなたの友達の友達の友達の友達の友達の友達まで
訪ねる事ができればきっと
明石家さんまさんや
オバマ大統領まで
行き着けるはずだという理論です。
これも知識に応用できます。
一人の人間が人類の英知を全て把握しなくても
自分の知識をインターネットに保存するだけで
全く知らない知識に出会った時に
その知識から自分の知識までの最短ルートをコンピュータが知らせて
くれるようになったらめっちゃ楽しくないですかそれ。
絶対楽しいってそれ。
mindiaについて
僕達が2006年に作ったこのmindiaというサービスは
mind(個人の主観)+encyclopedia(事典)からきていて
自分の知識を事典形式で保存する事で
何度も再会して再編集できたり
同じ知識に対する他の人なりの理解を参照したりして
知識の有効活用ができるとうコンセプトのサービスです。
chibicodeさんのこの言葉に出会うまでは
ちょっと知識欲が高めな人向けのマニアックなサービス的な
位置づけでしたがやはり既存の学習体験を変える可能性があると
自信を持つ事ができるようになりました。
本当に感謝しています。
今まではこのサービスでの収益化方法がわからず
他の業務に意識が行っていましたが
ライフワークとしてこれからも取り組んでいきたいと思います。
Re: クラウドソーシング狂想曲:クラウドワークス vs ランサーズ
クラウドソーシング狂想曲:クラウドワークス vs ランサーズ | The Startup
こちらの件、
「他のメディアや個人ブロガーの方によるその勝敗を占う記事も見てみたいですね。」
とあったので書いてみます。
2012年末にエンジニアtypeとクラウドワークスの企画に参加してから
積極的にクラウドワークスを活用していて
現在でも4名に対して累計最大65時間/週の時給制契約が進行中です。
ランサーズは単純作業を300円で一晩で終わらせてもらい感動しました。
海外のエンジニアに発注できるoDeskも使っています。
SNS論争とにている
この話は2006年頃のGREE vs mixi論争に似ていると思いました。
2004年の2月に先行してGREEが、
翌月3月にmixiがそれぞれスタートしてから2年ぐらい経った2006年においては
「mixiだろ」という記事が多いようです。
- 【速報】GREE.jp vs mixi - にぽたん研究所
- gree vs mixi! データで見ると・・・ : インターネットのハードコア/ Hard Core of the Internet
- drecom_akihikomのブログ : mixi vs. Gree
・Mixi対Gree | CMOを目指す人のためのウェブマーケティング
仮にここの「勝敗」の判断基準を
「 友達の友達と知り合える」というコンセプトの実現
と定義した場合 うーんmixiなんですかね。
GREEは「友達の友達」の部分が「ゲームをクリアするための仲間」 に置き換えられそうです。
日本人も普通に海外のWebサービスを使う
「現代において一番友達の友達と知り合えるサービス」
となるとやはりfacebookやtwitterになると思います…。
梅木さんの問いを 「日本でクラウドソーシングプラットフォームの天下を取るのはどこか」 と言い換えると
「SNS同様、海外に日本の天下を取られる可能性がある」 と答えたいです。
参考:・ベンチャー企業がグローバル展開する難しさ:1年間やってみた雑感:Android (アンドロイド) × グローバル:ITmedia オルタナティブ・ブログ
海外のクラウドソーシングすごい
箇条書きにするとこんな感じです
- 応募すると数分後に数件から数十件の応募が来る
- 報酬額とスキルが綺麗に比例している
- 契約終了などのコミュニケーションがドライ(英語でやり取りするからってのもあるかも)
したがってプロジェクトの予算などの合わせて契約を追加したり終わらせたりを
まるでAWSでサーバを立てたり閉じたりするがごとく
簡単にやってしまえています。
あと時差の関係で24時間どこかの国の誰かが即時対応してくれる可能性があります。
現在自分が日本のクラウドソーシングを使っている理由
まずはやはり日本語のコミュニケーションの方が楽だという事。
あとは日本のサービス特徴は前述の海外サービスの特徴と真逆
(募集した時の応募件数は比較的劣る、報酬額が少なめでも優秀なエンジニアさんも混在している、契約終了する時の日本語コミュニケーションは気を使う)
な感じなので
プロジェクトの予算にマッチしてかつ優秀な方とのご縁があれば
できるだけ継続しておきたいという意図が発生しています。
冒頭の4人の日本人のうちの1人は日本のIT企業に就職した後、
現在は台湾で語学学習をしているそうです。
語学学習の合間に現地の物価プラスアルファぐらいで仕事してもらって
win-winの関係がかれこれ4ヶ月続いています。
結論
梅木さんの記事における分類って要は
- クラウドワークス:単価が高い上流工程
- ランサーズ :単価が安い下流工程
といった感じでしょうか。
海外サービスの参入障壁がランサーズの部分よりクラウドワークスの部分の方が高いので
中期的には僕も梅木さん同様「クラウドワークスの勝ち」な気がします。
ただし、この「勝ち」とは
2006年におけるmixiの状態みたいなもので、
中・長期的にはクラウドワークスの部分も海外のサービスに奪われる可能性があります。
そうならないように微力ながら日本のクラウドソーシングサービスの発展に貢献していきたいと思います!
余談ですが
海外のクラウドソーシングやってて一番びっくりした話。
パキスタンの人にAndroidアプリを作ってもらっていて
予算の都合上週次の上限稼働時間を下げようとした時
「今後も末永くお付き合いしたいので今の時給を減らして 上限稼働時間を上げて下さい」
と提案された事です。
言い換えると
「1週間あたりの報酬額は今のまま、今以上の時間働かせてください」
と言われたようなものです。
ハングリーさがハンパないです。
さっき電車の中で思いついた携帯電話の新機能案「『ごめん、今電車の中やねん』代弁君」
機能名
『ごめん、今電車の中やねん』代弁君
概要
基本的に電車内での通話はしてはいけない。
電車内で電話がかかってきた時、
私達は「電話に出ない」か「小声でこっそり話す」
などの対応をとる。
しかし、相手の話を聞くだけなら
「もしもし」「はい」「了解」
などの言葉を発するだけでよい。
それぐらいなら自動化できるのではないかと
思い企画されたのがこの機能である。
ターゲット
電車を利用する全ての人
仕様
携帯電話で通話中にプッシュボタン(0~9)を押すと
あらかじめ登録してあった言葉を話してくれる
例1:声の綺麗なお姉さん(マキ)が代弁
1:「お世話になっております。○○の代弁を担当します、マキと申します。○○は現在電車に乗っていて話すことはできないのですが、あなた様の声を聞くことはできますのでご用件をお話ください」
2:「はい。」
3:「すみません、もう1度お願いします。」
4:「了解しました。それでは本人に後から連絡させます。」
例2:あたかも本人が話しているかのよう
1:「もしもし○○です。今電車の中なので手短にお願いします。」
2:「はい。」
3:「あ、もう1度お願いします。」
4:「了解しました。後からかけなおします!」
どうやって作るか
これは僕がIVSで必要性を感じ、速攻で購入した
iPhoneが、イヤホンで通話できることがきっかけで思いつきました。
インターフェース的にも
「はい」「もしもし」みたいな
アイコンになってて、押すだけで
代弁してくれるとかアツイ。
でも、アプリと通話の連携ってできるのかな?
Androidならできる?
電話というものがなくなって
全部Skypeになったら確実に作れそう。
【社会貢献】Kiva.org のCEO Matt Flannery が来日し、日本のレンダーとKNN神田さんが集まった所にご一緒させて頂きました。
Kiva.orgとは
Kiva.orgとは世界中の発展途上国の起業家に対して
1口25ドル(2500円ぐらい)という
かなりの小口で融資ができるインターネットサービス。
本日はその代表者の
Matt Flanneryさんが、
http://www.garage.co.jp/ncc2008/
で来日しており、
マットさんと日本のKiva.orgレンダー(融資する人)を
繋がる会をKNN神田さんが開催したので
参加させて頂きました。
マットが来る前に五反田のカフェでレンダー同士が集結
みんなバンバン意見を出し合っていて、
なにか産まれそうなにおいがプンプンしていました。
多種多様なレンダーがいました
「豊かさガイド」というサイトでKiva.orgを伝えている日本語が流暢な外人さん
「ずっと以前からこういう活動がしたかったんです!」
とのこと。
http://www.yutakasaguide.org/
わざわざ関西から夜行バスに乗ってやってきた立命館大学生
「日本だけKiva.orgが流行っていないのが悔しい」
「Kiva Japan」という団体を設立
http://kivajapan.web.fc2.com/
Kiva.orgの日本語化支援システムを開発の方々
自動翻訳して、Wiki的に手動でちゃんとした日本語にする仕組みを
12月末までに構築するのが目標。
メンバーの方の「株式会社DoEvery」という
「技術エンジェル」というお仕事も素敵だと思いました
エコアンドピースのポータルサイト「greenz.jp」を運営している方
現在「kiva.org」でググると1番目に出てきます
http://greenz.jp/
カンボジアの出資される立場からKiva.orgに出会った方
Kiva.orgは個人の投資を主にやっているけど、
将来的には組合のレンディングなども行っていきたいそうです
フィリピンに毎年500万円集めて寄付している団体の方
「私達は現地に行って寄付活動を行います。
現地の人の顔が見られるのが私達は頑張れるし、
現地の人も私達の顔が見られるから頑張れます」
的なことを言っていたのがとても印象的でした。
肝心のサイトはメールでお知らせしてくれるそうなので、
わかり次第ここに載せたいです。
寄付に関するポータルサイトを運営している慶応大学院生
寄付してもそのお金が実際どう使われているかわからない。
そこで
- 寄付のトレーサビリティ向上
- 寄付のエンターテイメント化
を目的に作られたサイトが↓こちら
http://www.froh.asia/
っていうか村井純さん紹介してほしいw
Kiva.orgと同じサンフランシスコに会社を持つ日本語が流暢な方
KNN神田さんとKiva.orgの架け橋となった
MozilaコミュニティからGoogleに就職した方
- オープンソース活動などのコミュニティ活動に可能性を感じている
- 「やりたい事を持つ」ということが一番パフォーマンスを発揮する
KNN神田さんの言葉
- Kiva.orgを知ったとき「これだ!」と思ったが、英語版しかないことがハードル
- 今回集まった人たちが協力し合ってうまく日本でプロジェクトを進めるようにしたい
Matt Flanneryの言葉
- 日本人は内向的で海外国支援などにはあまり興味がないと聞いていたが、実際はこんなにも人が集まってくれている
- Kiva.orgで国境の壁はもちろん、色々な壁を越えることができた
元気になりました
今日は朝の5時に起きて、
夜はくたくただったのですが、
みなさんのやる気を頂き、とても元気になり、
深夜もワクワクして寝られず、
結局こうやってブログを書いています。
睡眠や食事も大切だけど、
こういう人が与え合う見えないエネルギーが
一番大切だなぁと思いました。
僕も回りにこうやって元気を与えたいです。
西小倉とKiva.org
2005年に大学のスタディーツアーでフィリピンへ行くまでは
「途上国支援とはお金を寄付することだ」
と思い込んでいました。
小学校の頃から赤い羽根募金などはありましたが、
「本当に必要なのはお金を上げることよりも、
そこの人たちが自立することを支援してあげることなのよ」
と教えてくれる人は誰一人いませんでした。
フィリピンのお金の稼ぎ方を知らない人たちを見て
「100ドルPCを配って世界中をインターネットで繋ぎ、
先進国と発展途上国が自由に共同しあって
ビジネスができる環境を作りたい」
と思うようになりました。
元サッカー選手の中田英寿さんも
手法は違えど同じようなことをしようとしているそうです。
そういうことをしようとしている人を
「社会起業家」というそうです。
Kiva.orgは社会起業家のお手本ともいえると思います。
「何を言っているか」より「誰が言っているか」第一版
http://www.kayac.com/vision/style/who
を文字って作りました。
「何を言っているか」より「誰が言っているか」
これは「カヤックスタイル」からインスパイアされて作ったキーワード。
マインディアの創業者2人が学生時代からの友人であったこと。
創業以来積極的に行いつづけてきた主観辞典の追及。
マインディアの成り立ちと歩みは、すべてこの考え方で貫かれている。
マインディアが何より大事にしているのは、「主観」のチカラ。
信じられる仲間、刺激し合える仲間の言葉であれば、
その言葉は放っておいても面白いものになっていく。
そもそも誰も見たことのない、新しい理解が欲しいのだから。
「何を」が最初からはっきり見えてるわけがない。
「誰が」がワクワクできるものならば、
「何を」も絶対ワクワクできるものになる。そう信じている。
この考え方にうなずける人は、きっと個人戦よりチーム戦が好きな人。
自分一人が理解するよりも、信頼している人々と情報を共有し、
その人達に「俺(私)ってすごくない?」「確かにあんたすごいよ」とお互い尊敬したいし、尊敬されたい。
そんな感覚を理解できる人。
マインディアは、そんな人と喜びを共有できるメディアでありたい。
メディアにおいては、権威者の情報以外信じないという人もいる。
けれどマインディアは、一緒に考えながらものを理解する人のメディアでありたい。
このスタイルを、マインディア社員やサービス利用者はもちろん、取引先や株主であっても、法人レベルで実践していく。
自分の理解に自信と責任をもつ:
では、その「誰が言っているのか」をどう決めるか。
残念ながら、そこに正解はない。
ただひとつ言えるのは、自分の書いた言葉に責任を負う者同士でないかぎり、
本当の信頼関係は結べないということ。
「他にもっと正しい理解があるかもしれないが、あなたと理解を共有したいからあなたを選択する。
仮にその理解が正しくなくても、お互いを選んだのだからとことん修正していきましょう。
お互いがんばって、そこより正しい理解になればすむのだから。」
そんな覚悟が必要。
自分で書いた言葉なのだから全てにおいて自分自身に責任がある。
そう覚悟できる人同士であれば、きっとその覚悟にふさわしい理解が得られるはず。
変わり続けること:
でもこのキーワード。
「浅はかな知識をひたすらかけばいい」という意味ではない。
それだといつまでたっても可能性は広がらない。
理解を深めて改編していくことで、一緒に理解する“誰か”がどんどん広がっていく。
毎年毎年自分の理解が変わって、
去年はわからなかったことを、今年はこの人のおかげで理解できた。
そんなふうに変わっていく。
いかがでしょう。
マインディアの良さが伝わる気もするし、
逆に敷居を上げてる気もするし、
そもそも当て込みに無理がある気もします。
それも皆様の意見を取り入れ
「「何を言っているか」より「誰が言っているか」」
というキーワードを更新していこうと思います。