キリスト教の履歴

結城浩さん
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まつもとゆきひろさん
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wikipediaの初稿

日本語(2003年2月16日)

メシヤ教
救世主となる人があらわれて終末の世を救うとする教え。
イエスを救世主として信じるところからはじまる。
当初は、多くの迫害を受けイエス自身も十字架にかけられたが、現在ではキリスト教は多くの人達が信仰する世界宗教とも云われるものになった。
しかし、イエス自身が生前に執筆した本は無く、新約聖書もイエスの弟子と自称するものが後に書いたものである。
そういう事情から彼の教えが現代まで正確に伝わっているかどうかは疑問ののこるところである。
また、長い歴史の中では、教会が異常に権力を持ってしまったり、王権などの権力と結びついっていろいろな弊害をもたらした時期もあった。
現代の政教分離の原則というのは、こういう歴史的反省から起こった。
また、一神教のキリスト教は、異教徒の存在を許さない異教徒を人間と思わない思想が根底にあって十字軍の遠征や、アジアやアフリカをヨーロッパ諸国が侵略する際に積極的に関与した。
教会の権威主義に反発したルターやカルバンのような人達は、所謂プロテスタントという、それまでの教会権威主義の考え方を否定するような派閥を産み出した。
マックス・ウェーバーによると、プロテスタントの禁欲主義というものが近代資本主義の精神をつくったと云うことになっている。
新約聖書の一字一句をそのまま信じようとするファンダメンタリズム(キリスト教原理主義)などの動きもある。
一方で、共産主義、マルクス・レーニン主義などの無神論もキリスト教の一派であると云う定義をする人もある。
他教の存在もみとめると云う宗教的寛容の精神は、最近のキリスト教信者にも見られるようになったが、宗教をもととした争いは世界中でまだまだ収まらない。

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