出会いの履歴
本田宗一郎の中の出会い
私は藤沢君を一目見て、
「これはすばらしいヤツだ」
とすっかりほれ込んじゃった。
藤沢君もきっと同じだったろうと思う。
理屈抜きで、そういうものが同時にひらめいたときに、
初めていいコンビが組めるんですよ。
人を見抜くカンというのは、
人生を苦しんで渡ってきた
人間じゃないと働かないものだ。
過去にさまざまな体験をして、
自らの長所と欠点がだんだん分かってくると、
自分にないものを相手に求めたくなるものです。
そういう人間に巡り会ったときの感じは、口でいえないな。
最初の1年間は2人で暇さえあれば理想を話し合っていたね。
「この会社を将来はこうしよう」なんて。
それが本当に楽しかった。
北海道での出会い
自分の人生という絵を書くための絵の具が増えること