幸せの履歴
ゴミ山で暮らす人の幸せ
僕が大学3年生の時、フィリピンのごみ山に暮らす人々を見学することになりました。
行く前日は「ごみ山で暮らすなんてどれほどかわいそうな人なんだろう。」という同情の気持ちでいました。
当日。フィリピン中のごみがあつまるパヤタスのごみ山では本当にたくさんの人が生活していました。
ゴミの中から拾ったもので作った家でゴミの中から拾った服をきている。
しかし、その服は家の中はちゃんと綺麗になっていて、
服もちゃんと洗濯していました。
なんと、ごみ山の自宅から少し離れた場所にある学校に通う学生もいます。
そこで聞いた話は今でも忘れられません。
「私たちは『ゴミを拾う』という仕事を神様から与えられました。
これほど幸せなことはありません」
と言うのです。
聞けばこのごみ山に来る前はゴミすらなく、
雑草を食べて生きていた時期もあるそうです。
そのフィリピン旅行の最後に
同行していた教授から
「あのいかにも悲惨に見えるゴミ山より、君たちが立ち寄ったペンションの周りの人の方が貧しいんだよ」
ということを教わりました。
どこに不幸な人がいてどこに幸せな人がいるかは
本当にわからないです。
Rubyを作ったまつもとさんにとって
(梅田) まつもとさんにとっての「幸せ」って何ですか。
(まつもと) ご飯が食べられる範囲で,好きなことを日がな一日やっていられれば幸せですね(笑)。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071127/288144/?...