色即是空、空即是色の履歴
しきそくぜくう くうそくぜしき
と読む。
西小倉的理解。
「色」=物質的な実在
「空」=「何もない」という意味ではなく、変化、依存により独立して存在できない状態(厳密には全ての物質はこの状態にある)
ようは
絶対的に存在しているように見える物も
実は依存、変化しているし、
逆もしかりだという意味だと思う。
http://www.bukkyo-kikaku.com/no_89_11.htm
本田宗一郎さんによると、これが日本人の哲学のエッセンスらしい。
「色即是空、空即是色」これが日本人の哲学のエッセンスだ。
だから、日本にはあいまいさがあるんですよ。
ノーかイエスではいえないものを、
日本人は理解できるんだ。
あいまいさというのは、
ちょうどたそがれどきだね、
一日のうちの昼でもあり、夜でもある。
イエスかノーかですべてを割り切るというのでは世界が狭くなる。
あいまさいの効用は、
行き詰らないということです。
ほうぼうにつながって、
どこにおいても発展の余地をもっているんです。
技術屋にもあいまいさが必要なときもある。
それを悪用したらいかんが、
うまく使うと人間は非常にスムーズになるんですね。