読書日記6月第4週
広辞苑1日1語
Amazonで無いな~と思っていたら、広辞苑第六版購入予約特典品だった模様。
何でもあるな!>図書館
その月ごとの関連項目について一日一語を取り上げています。
辞書って読み込むと面白いんだけど、あの分厚いのは手が疲れるので、読み物としてちょうど良いですね。
今の季節なら「中元」がそれぞれの季節まで生きたことを感謝する「上元」「中元」「下元」の真ん中だけ残ったもの、なんてマメ知識知りませんでしたので、へ~となりました。
孤島物語 (光文社文庫)
孤島物語 (光文社文庫) 白石 一郎
光文社 2004-05-13
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出版社/著者からの内容紹介
●人足として佐渡に送られた無宿人たちと、その監視役を任命された若者の交流。(「江戸山狼」)
●志賀島の百姓が田圃で見つけた金塊がもとで商人、学者、郡奉行を巻き込む大騒動に。(「金印」)
●藩の窮乏を救うため、密貿易に手を染めた藩士が、朝鮮国で起こした事件の波紋。(「倭館」)
七つの島にまつわる歴史と風土、そして心温まる人々の生きざまを活写した珠玉の短編集!
内容(「BOOK」データベースより)
人足として佐渡に送られた無宿人たちと、その監視役を任命された若者の交流(「江戸山狼」)。志賀島の百姓が田圃で見つけた金塊がもとで商人、学者、郡奉行を巻き込む大騒動に(「金印」)。藩の窮乏を救うため、密貿易に手を染めた藩士が、朝鮮国で起こした事件の波紋(「倭館」)。七つの島にまつわる歴史と風土、そして心温まる人々の生きざまを活写した珠玉の短編集。
白石 一郎が描く、孤島を舞台とした短編集。孤島が舞台の時代小説なので、島流しの話が多いです。
なので、孤島から広い海原に漕ぎ出す・・・というものは少なく、孤島の閉塞感のほうが強く描かれています。お得意の(?)水軍海賊の話はタイムスリップSFモノが一つあるだけです。ちょっと残念。
短篇小説集 軍師の死にざま
短篇小説集 軍師の死にざま 末國 善己
作品社 2006-10
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おすすめ平均 star
starさまざまな視線
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商品の説明
軍師の死にざま
戦国時代に活躍した軍師を主人公にした歴史小説の短編11編を収録する。登場するのは、NHK大河ドラマ「風林火山」の主人公・山本勘助のほか、竹中半兵衛、黒田如水ら。
新田次郎「まぼろしの軍師」は、武田信玄を支えた軍師とされる勘助が、実は大ぼら吹きで「あちこちの戦場を渡り歩いて、才能を売り込もうとしていた」と描く。勘助の息子の鉄以は、父の事跡を訪ね、諸国行脚の旅に出る中でその事実を知るが、父親への思いを加えてフィクションに近い歴史書を完成させる。この歴史書によって、勘助の名は不動のものになったというストーリーに仕立てている。
史実にフィクションを織り交ぜながら、様々な人物像を描き出す歴史小説の醍醐味が味わえる。
(日経ビジネス 2007/02/05 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
アンソロジーです。
書き手は大御所が多いです。アンソロジーは自分のあまり読まない書き手の作品が読めるので楽しいですね。その分、「乗って一挙に読む」ことはできないのですが・・・。
狼花 新宿鮫IX (新宿鮫 (9))
狼花 新宿鮫IX (新宿鮫 (9)) 大沢 在昌
光文社 2006-09-21
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おすすめ平均 star
star流石のレベルですが、ちょっと勿体無い&物足りない
starもっとタイトに出来たかも
starテーマと人物描写
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出版社 / 著者からの内容紹介
「理想を頭にもたない警察官など、ただの権力者だ。俺たちが何のためにこれだけの権限を与えられているか、一日も忘れてはいけないんだ」理想と現実のはざまで、なお、求めつづける「正義」とは何か? 男の信念と絶望、女の愛と靭さ、国境を越えた個人と国家権力……さまざまな角度から日本を、現代社会を、「われわれ」を、深く鮮烈に描き出す渾身の傑作長編。
内容(「BOOK」データベースより)
地獄を覗かされ、日本を捨てた国際犯罪者・仙田。外国人犯罪を撲滅するため、限界を超えようとするエリート警官・香田。どん底からすべてを手に入れようとする不法滞在の中国人女性・明蘭。自ら退路を断ち突き進む男女の思惑と野望が一気に発火点に到達した時、孤高の刑事・鮫島が選ばざるを得ない「究極の決断」とは?理想と現実、信念と絶望、個人と社会、正義の意味、そしてこの国のありようが、骨太かつスピーディな物語に溶解していく。ターニングポイントとなるシリーズ最大の問題傑作、光文社初のハードカバーで登場。
新宿鮫もいよいよ佳境?
今回も晶の出番ほとんどなし。確かに「ロックシンガーと付き合っている型破り警官」というのはすでに余分な要素で、鮫島は新宿鮫であるという一点ですでに型破りを確立したのだから、出なくて良いといえば良いんでしょう。
ただ、犯罪者としての宿敵&戦友・仙田と、警察官僚としての宿敵&戦友・香田の両名が一挙に退場、そろそろ物語りも佳境で・・・鮫島は新宿鮫として退場し、晶の元に帰るendとか、晶にも捨てられて全てを失うend?などと色々と想像して楽しんでいます。
内容とは関係ないですが、ハードカバーというのはやはりいいですね。
塩野七生がかつて「本というのは紙の束ではないのです」「その装丁、挿絵、全てを楽しんで欲しい」と言いましたが、まさにその通りですね。新宿鮫シリーズはハードカバーになる資格がある、是非ハードカバーで出しなおしてもらいたい!と思います。
(もう一冊「絵図で読む大阪」とか何とか言う本を読んだけど、たぶんマイナーすぎて?本の正確な題名がHITしません。しかし古絵図地図ってのは眺めるだけで楽しいですな・・・。)
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