クマムシを飼うには―博物学から始めるクマムシ研究

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クマムシを飼うには―博物学から始めるクマムシ研究

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鈴木 忠 (著)

森山 和道 (著)

出版社からのコメント

書は、クマムシの"飼育法"を解説したではありません。それがいかにむずかしいかという話は出てきます。このは、サイエンスライター森山和道さんの週刊メールマガジン「サイエンス・メール」で配信された生物学者鈴木忠先生へのロングインタビュー「クマムシのナチュラルヒストリー」(2007年2 月~6月)をまとめた単行です。クマムシの生態から研究の現状までを多方面から語り合っています。乾燥すると「樽」になり、放射線や熱、低温にも負けない、そんな「不死身伝説」で知る人ぞ知る小さな動物クマムシは、それだけで緩歩動物門を構成する生き物です。しかし、その伝説はどこまで当なのか、そもそもクマムシとはどこにいるどんな生き物なのか、何を食べてどんな暮らしをおくっているのか、どこまでが真実なのか、何がわかっていて何がわからないのか......。インタビュアーの森山和道さんは、自然科学書としては異例のベストセラーとなった『クマムシ?!:小さな怪物』(岩波書店、2006年) の著者、鈴木忠先生にロングインタビューを試み、自身のメールマガジン「サイエンス・メール 廚砲い董唄回にわたって配信しました。このインタビューでは、クマムシの生態について語られただけではなく、クマムシという小さな研究対象を選んだことによって見えてくる自然科学研究の現場が、一般読者に実感をこめて提示されています。森山さんの巧みな問いかけによって、自然科学研究者の生身の姿が浮かび上がり、日における研究現場の現状も明らかになっています。クマムシ・ファンだけではなく、将来研究職を目指す若い人たちや他分野の科学ファンにもぜひ読んでいただきたいと考えています。

著者について

■鈴木 忠(すずき・あつし)Interviewee 慶應義塾大学医学部専任講師。1960年愛知県生まれ。少年時代は昆虫採集とプラモデル作りに熱中。名古屋大学理学部生物学科卒業。古き良き時代の動物学と分子生物学の混在した雰囲気の中で昆虫変態に関する生理・生化学を学ぶ。1988年同大学院を単位取得退学後、浜松医科大学で糖脂質に関する研究に従事。1991年より慶應義塾大学医学部生物学教室でコオロギ精子形成について研究し、1998年に金沢大学大学院自然科学研究科より学位取得。2000年よりクマムシの世界にはまる。2005年春より1年間コペンハーゲン大学動物学博物館で海産クマムシの卵形成について研究。2006年『クマムシ?!』(岩波書店)を著す。趣味の音楽では、おもにバロックファゴットを演奏する。
森山和道(もりやま・かずみち)Interviewer フリーランスのサイエンスライター。1970年生。愛媛県宇和島市出身。1993年に広島大学理学部地質学科卒業。同年、NHKにディレクターとして入局。教育番組、芸能系生放送番組、ポップな科学番組等の制作に従事する。1997年8月末日退職。フリーライターになる。現在、科学技術分野全般を対象に取材執筆を行う。特に脳科学、ロボティクス、インターフェースデザイン分野。研究者インタビューを得意とする。メールマガジン「サイエンス・メール」、「ポピュラー・サイエンス・ノード」編集発行人。

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