孤塁の名人
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孤塁の名人
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津本陽
感想2008/07
津本陽ってこんなに小説下手だっけ?
驚いた。ブログにももったいない、チラシの裏にでも書け。
恐らくは、題材選びに失敗してしまったのではなかろうか。
そしてその伝え方も。
「こんなにすごい名人がいるんですよ」「すげーすげー」「神業としか思えない」「誰も真似できない!」(エビデンスがない)「ヒトに知られていないだけですごいんですよ!」「もう彼で絶えてしまうんですよ!」とひとしきり騒ぎたてるだけで、しかも
「で?」
↑
津本陽、この質問を想定していない。
全くしていない。
対外試合にでない武術家ってのはそれでいいと思う。
オレは無敵だからあんなおままごとには付き合えないんだ、と弟子に言っておけばよろしい。
しかし「あまねく広くの読者に伝える作家先生」としてその態度はいかがなものかと。
「俺はすごく強い。そう思っていたけどこの先生はレベルが違う!」すいません、伝わりません。ていうか「で?」
津本陽、「自分の書きたい話しか書かないヒトだな~」とは思っていましたが、全てにおいて「稚拙さ」を感じる本でした。
もしかしてルポタージュとしているのなら、内容についてもどうでもいいです。神業先生は「オレは無敵だから試合みたいなおままごとには付き合えないんだ」と弟子に言っておけばよろしいです。「最強論議」はプロレスだけで良いと思うんだ。
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