巨大投資銀行

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巨大投資銀行・上


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巨大投資銀行・下


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黒木亮

商品の説明

巨大投資銀行
米投資銀行とは何か。巨額の利益を吸い上げる“金融工場”の舞台裏では何が起きているのか――。バブル経済崩壊から今日に至るまでに、米・日金融戦争の最前線で繰り広げられた攻防を描いた経済小説。国際金融マンから作家に転身したという著者ならではの取材力で、ストーリーには実在する組織や史実が巧みに織り込まれている。

主人公は、米投資銀行での出世競争を勝ち抜きながらも、ついには祖国に戻り邦銀再生に立つ桂木英一。竜神宗一は、裁定取引(アービトラージ)で巨額の利ざやを稼ぐ伝説のディーラーだ。史実と重なる企業買収劇や経済事件の顛末はもちろん、事実報道のみではうかがい知れないであろう、当事者たちの心の内をも描き出していく。

(日経ビジネス 2006/02/20 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社/著者からの内容紹介
旧態依然とした日の都市銀行を飛び出し、ウォール街の巨大投資銀行モルガン・スペンサーに転職した桂木英一。外資流のビジネスに翻弄されながらも、巨額のM&Aや証券引受で勝機をつかみ、一流のインベストメント・バンカーへと駆け上っていく。やがて、その運命は日の金融再生と劇的に絡み合い、桂木は外資で培った手腕を邦銀再生のために捧げようと決意する…。
日米企業間で繰り広げられる巨大買収劇の裏側、伝説のトレーダー・竜神宗一が仕掛ける巧妙な裁定取引(アービトラージ)、ソロモンvs野村證券の息を呑む攻防戦……ヴェールに包まれた米系投資銀行の内幕を圧倒的なリアリティで描き切った金字塔。

感想2008/07

手に取るまでは経済お勉強小説なのかなと思っていましたが、登場人物が「あくが強く」、3人の主人公がそれぞれの思いを胸にここ20年ほどの激動の時代をファイナンス技術を駆使して突き進む様が、とても生き生きと描かれています。
裁定取引などの金融工学も判りやすく解説されていて(それでも判らないものもありますが…)、経済小説としても素晴らしく、バブル期の「天井感の重々しさ」とか、バブル期から邦銀最悪期までの「雪崩を打つような崩落感」が生々しく描かれています。
登場人物、企業名などはフィクションです…なのですが、それぞれにモデルがありますんで、それを頭において読むとなおのこと面白いです。

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