血涙〈上〉―新楊家将

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血涙〈上〉―新楊家将

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北方謙三

内容紹介

剣と剣が交錯した瞬間、壮絶なドラマが幕を開ける。
宋建国の英雄・楊業の死から二年。
二代皇帝・趙光義が治める宋国と北の遼国は、燕雲十六州の帰属をめぐって対立。一触即発の状態が続いていた。
業を煮やした帝は、楊業の息子たちに楊家軍再興を命ずる。父を見殺しにされた怒りを胸に秘め、楊家の誇りをかけて立つ六郎・七郎兄弟。
楊家の長となった六郎は、父が魂を込めて研いだ「吹毛剣」を佩いて戦場に向かう。
強権の女王・蕭太后率いる遼国にも、天稟の才を持つ男が現われる。石幻果と名乗るこの男は蕭太后の娘婿で、「吸葉剣」という名剣を佩いていた。
石幻果が父とも慕うのが、「白き狼」と呼ばれる遼軍一の猛将・耶律休哥。耶律休哥こそ、武人のなかの武人、楊業を斃した男だった。
戦場で見えた六郎と石幻果。刃を交えた瞬間、天を呪いたくなるような悲劇が始まる。
軍閥・楊一族の闘いを描き、第38回吉川英治文学賞に輝いた『楊家将』の続編でありながら新展開。中国の原典にはないオリジナルの物語。

感想2008/06

青面獣楊志、楊令の祖先で宗建国の英雄・楊業とその一族の戦いの物語、楊家将〈上〉、楊家将〈上〉の続編です。
前作では強すぎるがゆえに漢に疎まれ、宋に裏切られて楊業が非業の死を迎える所で終わりますが、今作は何と前作で九死に一生を得た四郎が記憶を失い、楊業を討った耶律休哥を父と慕う「石幻果」となり、宋、楊軍と刃を交えるのです。
自分が四郎であることを知ったあとも記憶が戻らず「自分は石幻果だ」と宋、楊軍と戦い、かつての部下、兄弟たちを手にかけていく四郎・・・しかしながら巻末で突然記憶が戻り「血涙」を流す・・・
で、ここで巻を切るか!北方御大、商売うますぎ!

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