帝都物語 1-2の履歴
内容(「BOOK」データベースより)
明治40年、帝都・東京に戦慄すべき謀略がすすめられていた。「軍事」のみならず「霊的」にも祝福された世界最強の都市に、東京を改造すること!!そのために代々天皇家のマジシャンであった土御門神道の一門、理学博士・寺田寅彦、文士・幸田露伴、平将門の復権にもえる織田完之などが動員された。暗躍する謎の軍人・加藤、そしてナチス、中国の秘密結社員たち…。帝都・東京の破壊の予感の中で昏くもえていた。サイキック伝奇長編小説第1弾。
内容(「BOOK」データベースより)
明治40年、帝都・東京は日露戦勝にわきかえっていた。この帝都を大東亜の中核とすべく「霊的改造」を加えるというプロジェクトが秘密裏に進行していた。動員される土御門神道の一門、理学士・寺田寅彦、文士・幸田露伴、森鴎外の面々。ところがこの計画を進めながら実は帝都の崩壊をもくろむ男がいた。魔道に精通する謎の軍人、加藤保憲中尉。そしてそれをフォローするように暗躍する朝鮮のオカルト結社、東学党、ナチスのブレーン、ハウスホーファー…。サイキック伝奇長編小説第2弾。
読書:2009年13、14冊目
男に生まれて 江戸鰹節商い始末が非常に面白かったので、「そういえば荒俣さんの出世作である帝都物語を読んでいなかったな…映画も見てないし。」と読んでみました。
…ラノベだった。
この当時だとジュブナイルか。どちらにせよ「読者に行間を読ませる必要がないように全部書くのがラノベ」という私の定義からすると、ラノベですね。例えば「太郎はぐっと唇をかみ締めた」の後に「とても悔しかったのだ」を書くことが求められるのがラノベ…だと思っています。
うん、2冊でもうおなか一杯です。