オンライン学習
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mindiaにはオンライン学習を加速・普及させる可能性が秘められている。
山内先生のブログ
オンラインで学習すること自体は特別なことではなくなりましたが、未だに対面学習に比べて効果を疑問視する声があるようです。
先日アメリカ合衆国教育省から出された報告書は、こうした疑問に答える研究レビューになっています。
http://www.ed.gov/rschstat/eval/tech/evidence-based-practice...
報告書のExecutive Summaryから主要な知見を引用します。
- 対面状況よりも、一部または全てオンライン学習を受講した学生の方が成績が高い。
- オンラインと対面を組み合わせた教授は、対面だけ、オンラインだけよりも効果が高い。
- オンラインが対面よりも効果が高い理由は、学習時間が延びたからである。
- 効果は内容や学習者の特性に依存しない。
オンライン学習の効果が確認されたことも大きいですが、その主要因が学習時間であるという知見は、今後の教育システム開発に大きな影響を与えそうです。より学習時間を担保するために、学習文脈をどう作るかということが課題になるでしょう。
http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/2009/08/post_182.html
中原先生のブログ
オンライン学習の効果に関して、Evidenceに基づいてメタ分析してしていきますと、下記のことが言えるそうです。
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●対面状況よりも、一部または全てオンライン学習を受講した学生の方が成績が高い
→成績という観点から見た場合は、
オンラインは成績が低いというのは間違い
●オンラインと対面を組み合わせた教授は、対面だけ、オンラインだけよりも効果が高い。
→オンラインと対面をブレンドすることで
高い学習効果が得られる
●オンラインが対面よりも効果が高い理由は、学習時間が延びたからである。
●効果は内容や学習者の特性に依存しない。
(上記山内研究室ブログより引用し、→部分のみ中原が加筆)
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要するに、「オンラインによって、継続して学ぶことのできる時間が拡張したこと」が重要だということでしょうか。
山内さんは「より学習時間を担保するために、学習文脈をどう作るか」ということに言及なさっていますが、この指摘は正鵠を得ている、と思いました。
蓋し、もはや、オンラインで学ぶこと、ITを活用して学ぶことは、増えることはあっても、減ることはありません。ただし、それが、現在流通している、いわゆる「紙芝居形式のeラーニング」とは異なっている姿かもしれません。
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/08/post_1567.html
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