行動観察
0pt
ビジネスマンのための「行動観察」入門 (講談社現代新書)
行動観察とは?
経験を科学すること
観察者が様々なフィールドに入って対象となる人間の行動をつぶさに観察した上で分析し、問題解決法を提案する手法である。
出典:『ビジネスマンのための「行動観察」入門』
また、『デザイン思考の道具箱』では、現場に行って物事を感じる能力を「経験の拡大」と呼んでいる。
行動観察は二つの課題に対する解決
- 付加価値の提案
- 生産性の向上
行動観察のステップ
- 観察
- 分析
- 改善
分析手法
- 人間工学
- エスノグラフィー
- 環境心理学
- 社会心理学
- 表情分析
- 師匠/弟子モデル
人の動作や行動に、意識的にしろ無意識的にしろ意味があるという前提で調査をおこなう。フィールドワークは単なる観察ではない。その道のプロ(師匠)が、無意識のうちに当たり前にやっていることが何なのか、弟子入りして自分で体験する。
出典:『デザイン思考の道具箱』奥出 直人 (著)
留意点
- ファーストエンカウンター:最初の観察で気がついたこと、不思議だと思ったことが大切。
- 現場で質問する:時間が経ってしまうと分からなくなる。
- 濃い記述(ラップアップ)
行動観察が有効な理由
- 言語化されていないニーズやノウハウ(暗黙知)を抽出できること
- 社会通念によるバイアス(メンタルモデル?)を排除できること
ケース
『ビジネスマンのための「行動観察」入門』で取り上げられている事例
- ワーキングマザーの隠れた欲望
- 人でにぎわう場の作り方
- 銭湯をもっと気持ちのいい空間に
- 優秀な営業マンはここが違う
- オフィスの残業を減らせ
- 飲食業を観察する
- 達人の脅威の記憶術に学ぶ
- 工場における生産性向上と品質向上という古くて新しいアプローチ
- 元気の出る書店を作ろう
コメントはまだありません