考える事を豊かにするの履歴

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カヤックの「つくる人を増やす」という経営理念に
インスパイヤされて作った株式会社マインディアの経営理念。

カヤックの「つくる人を増やす」

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カヤックの経営理念は
「つくる人を増やす。」
で、これが書かれた名刺の裏面を見たときに衝撃をうけた。

それを見た当初は経営理念を
「マインディアを作る」
とすることを思いついた。

でもそれって本質なのだろうか。
もし今のマインディアより遙かに
自分たちが目指しているものに近いものが現われても
自分達はマインディアをやり続けるのだろうか。

もっと根本的な事。

それを突き詰めた結果

「考える事を豊かにする。」

となった。

株式会社マインディアでやりたいこと

人々は日々、大量の情報を受け取っては忘れていく。

たくさんの事を知っているはずなのに
よく人生の行き先に迷う。

「検索は、するな。」というワイキューブ安田さんの本がある。

「『検索』を捨て、『脳みそ』を使え。」

と言う。

自分の頭の中にある大切な言葉。
それをインターネット上に保存して
刺激し合いながら育てていく。

それが

「考える事を豊かにする。」

ということ。

「考える」とは何か?

→「考える」参照

どうすれば考える事が豊かになるのか?

以下の4つであると思われる。
1.知る
2.伝える
3.上位概念を考える
4.下位概念を考える

1.「知る」

知るとはそれがどういうことなのか考える作業。
知る事で考える範囲が増える

2.「伝える」

伝えるとは自分が考えている事を相手にわかる形に変換する作業。
伝える事で自分の考えを具現化し、
足りない部分を知ることができる

3.「上位概念を考える」

上位概念とは「野菜」に対する「食べ物」にあたる部分。
上位概念を考えることで
「野菜の他に魚がある」
というように同位概念を網羅することもできる。

「ギターを弾けるようになりたい」
の上位概念が
「音楽を楽しみたい」
だった場合は「音楽好きな友達を増やしたい」などが同位概念。
「女の子にモテるようになりたい」
だった場合は「サッカーができるようになりたい」などが同位概念。

4.「下位概念を考える」

下位概念とは「野菜」に対する「キャベツ」にあたる部分。
「ギターを弾けるようになりたい」
の下位概念は

  • 「Fコードを押さえられるようになる」
  • 「バンド活動をする」

などがあげられる。


「考える人を増やす」ではないのか?

そうしなかった理由に
「単に考えるだけじゃだめ」
という考え方がある。
せっかく考えたものをちゃんと保存し、
有効活用させることを「豊かにする」
と表現してみた

「考える事を楽しくする」ではないのか?

これはけっこういいセンいってると思う。
でもなんか、エンタメ系アプローチは
本質的ではない気がしたので。