独り群せず
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独り群せず
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北方謙三
■内容紹介■
剣を揮う手を包丁にもちかえ、既に「三願」からも隠居を決め込んだ利之だが、乱世の相は商都にも顕われ始めた。『杖下に死す』傑作続篇
感想2008/06
先週読んだ杖下に死すの続編。結局「何もしない」ことを選んで親友を死なせてしまった大塩平八郎の乱より20年後、老境に入った利之が新撰組や薩摩などが暗躍する幕末の大阪を舞台に、前作からの因縁の同心と心を通わせて・・・結局何もできずに・・・と書くと暗そうだが、小兵衛とおはるパターンなども織り交ぜて、なぜか前作よりも読んでいて明るい。
北方御大は現代モノよりも時代物書いた方がハードボイルドらしいんじゃないか・・・とか書くと批判を浴びそうだ。
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