降臨の群れ
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降臨の群れ 上
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降臨の群れ 下
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船戸 与一
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
何を躊躇う、殺せ、殺してしまえ!神の声が地獄の門を引き開ける。複雑化してゆく血の抗争。異教徒殱滅をはかるイスラム教徒。分離独立をめざすプロテスタント。暗躍する情報機関、武器商人。見え隠れする国際テロ組織アル・カイダの影。この地の誰もがゆっくりと、しかし確実に狂気へと誘われていた…。神の数だけ正義がある。アジアの火薬庫インドネシアを舞台に描く冒険巨編。
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
船戸与一(フナドヨイチ)
1944年山口県生まれ。早稲田大学法学部卒。79年『非合法員』でデビュー。85年『山猫の夏』で第6回吉川英治文学新人賞を、89年『伝説なき地』で第42回日本推理作家協会賞を、92年『砂のクロニクル』で第5回山本周五郎賞を、2000年『虹の谷の五月』で第123回直木賞をそれぞれ受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
感想2008/08
昨日まで隣人であったプロテスタント、イスラムがお互いに殺しあうインドネシアが舞台。
いかにも船戸与一な「アンハッピーエンドしか想像できない」流れ。
しかしこれが最近の作風と違って「アンハッピーエンド一直線」ではなくて、ラスト手前に「あ、このまま終わるかも」「しかし地獄に行く」展開で、より絶望感深い。
最近の船戸与一のなかでも、「より船戸与一ッぽい」のではなかろうか。
オススメ。
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