IBMの節税手法

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①米IBMが2002年に「アイ・ビー・エム・エイ・ピー・ホールディングス」という持ち株会社を設置。米IBMが持つすべての日本IBM株を約2兆円でこの持ち株会社に売却した。

②日本IBMは持ち株会社から自己株を3回に分けて購入、つまり自社株買いした。その後、株式の一部を購入時より安く日本IBMに売却した結果、20年12月期までの5年間で4千億円超の赤字を計上。

③持ち株会社は20年から子会社を含むグループの所得の損益を合算して申告・納税する連結納税制度を導入しており、同年は日本IBMの黒字がAPHの赤字と相殺されたことでグループの法人税納税額がゼロになった。 ウマー。


これに対し税務当局は
持ち株会社は企業としての実態が乏しく、自社株取引で赤字を作り出し、連結納税制度と組み合わせて意図的に税負担の軽減を図ったと判断し、法令の乱用として捜査している。


ただこの手法自体は、よく知られた制度であるという。

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日経BP4/1
IBM「巨額節税」の波紋
中原 敬太(日経ビジネス記者)より


「大手会計事務所系の専門家なら誰もが知っている有名な手法ですよ」

 国際税務に詳しい税理士A氏はこう話す。持ち株会社を作り、事業会社との親子間の連結納税制度を使って、節税するというのは常識だという。ただし「今回のような金額を考えると、当局に狙い撃ちされるのは明らか。私はとてもお勧めできません」ともつけ加える。

中略

しかし今回のケースは、IBMだけに終わりそうにない。別の税理士B氏は、「私が知っているだけでも複数の企業がこのスキームを使っている」と明かす。

中略
 
今年(2010年)10月にグループ納税制度が導入されれば、100%親子間の損益認識はされなくなりこの手法は使えない
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まぁとりあえずこれは白じゃないのか?

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