「レバレッジ ?詐欺師たちの流儀」がおもしろい！

「レバレッジ ?詐欺師たちの流儀」は、2008年からアメリカのTNTで全5シーズンで放送された、1話完結型のテレビドラマです。
主人公のネイサン・フォードは、保険会社に長年勤めていましたが、息子の治療費の支払いを自身が勤める保険会社から拒否され、結局それが原因となり、数年後にネイサンはその保険会社を辞めることになります。その後ネイサンはアルコール依存症となります。
そんなとき、ネイサンにとある依頼が舞い込み、ネイサンはそれぞれの得意分野を持つ仲間たちを集め、一流で最強の詐欺師集団を結成し、そのリーダーとなります。
そして、自身と同じように悪徳な権力者によってひどい思いをさせられた人たちのために報復をしようと立ち上がります。

チームのメンバーは基本的には5人です。
1人目はチームのリーダーであり、指揮官でもあるネイサン・フォードです。頭脳明晰でどんな状況でも冷静沈着です。元々、保険会社の調査員であったため、ビジネス全般の知識が深く、様々な詐欺の方法についても熟知しています。
2人目は演技による詐欺担当のペテン師、ソフィー・デヴェローです。セクシーでとても綺麗です。様々な偽名も持っており、ソフィーという名も偽名のひとつであると言われています。多言語を操り、またその美貌を生かし、自然と相手の懐に入り込みます。
3人目は戦闘担当のエリオット・スペンサーです。長髪のイケメンです。銃を嫌っているため、ほぼすべて素手で相手をなぎ倒していきます。ときにはそのイケメンなルックスを生かして女性を虜にすることもしばしば。無骨なキャラですが、料理好きという一面もあります。
4人目は天才ハッカーのアレック・ハーディソンです。いとも簡単に相手のデータベースなどにハッキングし、情報を盗み出します。また、機械オタクであり、様々な高性能危機を編み出します。格闘はまったくできないので、基本車の中で待機しています。
最後の5人目は泥棒として盗みなどを担当するパーカーです。ピュアでとても可愛らしいです。敵の会社への潜入や情報収集を得意としています。
またいろいろな種類のセキュリティーシステムについての知識も豊富なので、どんなセキュリティーでも潜り抜けることができます。

このドラマは基本的には1話完結型なので、いつ・どこから見ても楽しむことができます。毎回悪役として会社の経営者などがでてきますが、ありとあらゆる方法で、ときにアッと驚くような方法で敵をぶちのめしてしまうので、見ていてとてもスカッとします。
思いもよらない作戦が実行されていたことをあとから知ることになる場面もたびたびあるので、サプライズ好きな方や、どんでん返し好きな方もとても楽しめると思います。
また、メンバーがそれぞれ得意分野を持っていてかっこいいだけでなく、それぞれのキャラクターの個性も強くておもしろいです。その中でたまにでてくる恋愛模様なども楽しめます。そのあたりについては、1話完結型であったとしてもやはり最初から続けて見ないとつながりがわかりづらいと思いますが。

またこのドラマはよくイギリスのドラマ「華麗なるペテン師たち」と比較されることもありますが、個人的には断然「レバレッジ ?詐欺師たちの流儀」の方がおもしろいと思いますし、こちらの方が新しいので見ていて自然です。またメンバーに関しても、男性陣・女性陣どちらも華やかに感じます。

最近は詐欺師やペテン師などを主役とするドラマも多くなってきましたが、その中でもやはりこの「レバレッジ ?詐欺師たちの流儀」はイチオシの作品です。
全5シーズンありますが、ずっと飽きずに、常におもしろく鑑賞できる数少ない海外ドラマだと思います。毎回違う危機的状況に陥ったり、その度に新しい作戦がでてきたりしてとてもおもしろいです。