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読書メモ7月第1週/7/5分

冬に光は満ちれど/北方謙三

約束の街シリーズ3…ということを読み終わって検索してはじめて気がついた。
シリーズものですけど、単体でも充分楽しめました。
激しいアクションは少ないのですが、「ギリギリまで弓を引き絞って狙いあっている」ような男たちの緊張感が最初から最後まで継続するのが素晴らしいです。それが時々闖入してくる「素人に毛の生えたような殺し屋」に向けて山南のナイフが「一瞬で相手のアキレスを切断する」手練れっぷりとあわせて、「物語が動いたらどうなるんだろう」とワクワク感、緊張感はどんどん増加していきます。
それを「老いぼれかかったライオン」たちが見事に物語を〆る…う~む、良いものを読みました。

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