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シネマ歌舞伎「ワンピース」を見てきました。

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封切り日に行きました。シネマ歌舞伎「ワンピース」です。劇場上演時には見に行けなかったので、シネマ歌舞伎が始まるのを楽しみに待っていました。
しかし・・歌舞伎が、ここまでやるのか!という舞台ですねぇ~! 始めのうちはビックリ!しながら見ていました。
だんだんに盛り上がっていき、「本水」を使う斬り合いの場面では、ただ見とれるばかりです。
動きの速さ!水の量の半端ないこと!実際の舞台では、前列は相当な水かぶりではなかったのかと、心配になる程です。
うまいタイミングで「見得」も入ります。決まったね!もっと「見得」の時には、あちこちから自由に声がかかれば、もっと盛り上がったのではないだろうかと思います。
「ワンピース」って、うんと若い人向けの話だと思っていましたが、ちょっとBLかかった、「男の友情・仲間たち」の物語なのですね。
(今回のシネマ歌舞伎に取り上げられたエピソードでは・・ですが)

この「男の友情・仲間たち」は、昔からの「三人吉三」もそうですし、新作の「阿弖流為(アテルイ)」もそうだし、歌舞伎作品の主題にキッチリ
おさまる話ですね。
だからこそ、「歌舞伎」としても、成り立つのですね。

実際の舞台を見た人が感想をしゃべっているのを聞きましたが、シネマ歌舞伎としては、相当に切り詰めたようです。見ていてそんな気がしました。
ちょっとつながりが無理っぽく感じるところもありました。小学生低学年の子も見に来ていましたが、飽きずに見ていたようです。
新しい歌舞伎の流れとして、若い人に歌舞伎に興味を持ってもらう試みとして、良かったのではないでしょうか。
「年寄りだけの古典芸能」としての歌舞伎ではなく、いろいろな世代に見てもらえる歌舞伎に変わっていかないと、ですね。
好評だったようで、来年の10月・11月に新橋演舞場で、再演が決まったそうです。もっと練り上げられた「ワンピース」が来年舞台で見られます。
来年には、何とか舞台を見に行きたいです。やはり~「生」は、違いますものね。

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