FIFA決勝戦
FIFA決勝戦はスペインとオランダ。どちらも攻撃型のサッカーが特徴で、どちらが勝ってもFIFA初優勝という激戦となった。
双方、激しくゴールを打ち合い、いつどちらが点を取ってもおかしくない手に汗握る場面が何度も訪れた。スペインは得意のパス幾度もオランダの守備陣を崩しにかかるが、オランダのファウルをもいとわない気迫の守備に阻まれ得点チャンスをものに出来ず、逆にオランダもロッベンがゴールキーパーと1対1の局面を2度作り出すも、いずれもスペインのGKイケル・カシージャスのスーパーセーブに阻まれた。双方、ゴールが決まらないまま、前半、後半が追わり、延長戦に突入。双方のサポーターも一喜一憂、選手と一体となって応援した。
後半、PK戦かとの展開のが脳裏にちらつき始めた延長後半9分、オランダのFWヴェスレイ・スナイデルの放ったゴール正面からのフリーキックはスペイン守備陣の壁に当たってゴール左へそれ、ゴールキック。スペインはパスをつなぎ、延長後半11分に途中出場のMFセスク・ファブレガスの出した絶妙なパスをMFアンドレス・イニエスタが右45度の角度からボレーシュート。無回転のボールがオランダGKマールテン・ステケレンブルフの手をわずかにかすめゴールが決まった。これが決勝点となり、スペインが悲願の初優勝を達成した。
堅い守り、青き狼としてチームが一体となって戦った日本だったが、両国の攻撃型のサッカー、かつ堅固な守備を見ていると、世界のそれもFIFAを制する国のレベルと仕上がりの高さを感じ、これぞサッカーの醍醐味という試合だった。
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