枝を伐って根を枯らすの最新の日記
世に打って出るチャンス
アルテアには二五六バイトのメモリーしかなかった。ただしこのマシンには、メモリーを増設するためのスロットと呼ばれる仕掛けがあった。コンピューター内部の信号の通り道として使われるバスへの接続口が、あらかじめ用意されていた。
MITSはスロットに差し込むことで、四K(四〇九六)バイトのメモリーを追加できる増設ボードの発売を予告していた。
二五六バイトでは、機械語でほんの短いプログラムを書くしかなかった。だがあと四Kバイトあれば、ベーシックで書いたプログラムを機械語に翻訳するためのソフトウエアを載せることができるはずだった。
通常ベーシックは、プログラムを一行ずつ機械語に翻訳していくインタープリターと呼ばれる形式をとっている。このベーシックインタープリターを8080用に書くことができれば、アルテアで機械語よりははるかに取っつきやすいベーシックを使ってプログラムが書ける。アルテアを欲しがる人なら、当然アルテア用のベーシックインタープリターも欲しがるだろう。
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