枝を伐って根を枯らすの最新の日記
バガボンドで異彩を放つ敵「宍戸梅軒」!
幼少時代からの宮本武蔵の生涯を描く漫画「バガボンド」。
この漫画の中には、武蔵と剣を交える魅力的な人物が数多く登場します。
中でも、私が個人的に好きなのは鎖鎌という一風変わった武器を
使い、武蔵を苦しめる宍戸梅軒。
この梅軒というのは、元々が吉川英治先生が「宮本武蔵」の中で創作した人物なのですが、吉川版「宮本武蔵」の中ではとても人気の高い人物です。
梅軒は、作中では主に野武士の頭であり荒くれ者として描かれますが、
他の登場人物に比べていやに個性が強く、アクが強いのが魅力。
バガボンドでは、やはり野武士の頭を務めていた梅軒(当時はまだこの名は名乗っていませんが)が、本物の梅軒を殺して、「宍戸梅軒」に成り代わっているという描き方をしています。
そしてやがて武蔵と退治し、剣を交える…。
あえて勝敗は書きませんが、井上雄彦先生の画力で武蔵と梅軒の戦いはとても見応えのあるものになっています。
鎖鎌は読んで字のごとく、鎌と分銅を主とした武器ですが、
現代では中々お目にかかることのない武器です。
漫画の中で躍動する鎖鎌にも注目しながら、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょう!
日本歴史の旅
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