社会的ネットワーク
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本来の意味
Social Network。ここで言うネットワークは、人と人とのつながりである。そして「社会」の最小構成単位は家族、あるいは3人以上のグループである(1対1の友達関係を恐らく社会とは呼ばない)。
社会の形態
- 家族・親戚・友達の集まり
- 学校や企業・団体などの組織
- 地域・自治体・国・国連などの国際組織
- クラブ・サークルなどの自発的な集まり
- 一時的な人の集まり、お祭り・運動会・懇親会・XXX大会など
社会的ネットワーク
- これら社会の中の人々の関係・つながりこそが、社会的ネットワークである。
- 「複雑系」ネットワークの一つの形態でもある。
SNS
SNSは、社会的ネットワークを提供するサービスのことである。
日本におけるSNS
日本ではSNSという言葉がMixiとともに普及したため、MixiっぽいものをSNSと考える傾向にある。
- Mixiライクなユーザインターフェイス
- Mixi的機能(マイミク・コミュニティ・日記)
Mixiクローン
- OpenPNE
- Beat Office
その他日本製SNSは、ほぼMixiのUI・機能を踏襲している。
Mixi以外はSNSではないのか?
SNSの定義が前言どおりならば、Facebook、TwitterもSNSである。
MixiやFacebookが閉じた双方向の社会的ネットワークであるならば、Twitterはインターネットにむき出しになったゆるやか・非対称の社会的ネットワークである。
日米差の考察:懇親会
社会的ネットワークに対する日米の違いが端的に現れるのが、飲み会・懇親会である。懇親会は英語では、Networkingと言う。
>>「ネットワーキング」参照
ITベンダー主催のユーザを呼び込む懇親会で日米の差が如実に現れる。経験に基づき整理すると以下のとおり。
日本のITベンダー主催の懇親会
ホストがゲストとゲストを引き合わせる。ゲストが自ら他のゲストに率先して声をかけることはない。ネットワーク(人脈)の構築に受身である。
米国のITベンダー主催の懇親会
ゲストが他のゲストに率先して声をかける。ネットワーク(人脈)構築に積極的である。
日米差のSNSへの影響
この日本人・米国人の特性が、そのまま、日本のSNS・米国のSNSの差に表れている。
日本のSNS
ぱっと見た目、分り易い。友達・コミュニティ・日記が一望できる。受身的であってもネットワークを構築できる。
米国のSNS
TwitterもFacebookも共通して言えることは、登録してまず面食らうのは、何も見えないこと。とにかく検索窓に検索キーを入れて、人もコミュニティ(Twitterの場合は話題)も探さなければ、何も見えない。ネットワーク構築には積極性が不可欠である。
詳細は「Twitterは外からは見えない」を参照
「社会の絆」について言及する。